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アジア大会


先日香港で行われたアジア大会に日本代表として参加してくれた代表山中選手(写真中央)の参加レポートです。

引き続きビアポン日本代表の応援よろしくお願いします。

アジア大会レポートin香港  2017/7/27~31

 今回、日本ビアポン協会から日本代表としてアジア大会に参加させていただきました山中です。海外開催の国際大会への参加は昨年今年の世界大会に続き3回目になります。世界大会ではめぼしい結果を残せず、今度こそとアジア大会には気合を入れて参加しましたが、まず結論から言いますと、また不甲斐ない結果に終わってしまいました。  アジア大会では世界大会と同じように、シングルス部門とダブルス部門の二部門があり、その両方に私は参戦しました。ダブルスでは中野さんとペアを組み、予選全勝ながらも決勝トーナメントにて敗退。シングルスでは1勝しか出来ずに敗退という結果でした。  香港で開催された今回のアジア大会には、香港予選を勝ち抜いた香港の上位プレイヤー達を主にして、マカオ・インドネシア・フィリピンそして日本と、複数の国からその国を代表するプレイヤーが参戦していました。ビアポン界ではとにかくアメリカのプレイヤーが強いことは事実なのですが、アジアにも上手いプレイヤーがたくさんいるんだということが明らかになった大会ではないかと思います。特にフィリピンが強かった……  まだまだ自分の実力不足を実感した大会ではありましたが、とても良い経験になったことがいくつもありました。特に感じたことを書いていこうと思います。  まず競技する環境の変化についてです。香港では日本とは異なり、ビアポンがパーティーゲームとして広く認知されており、公式のテーブルと異なる独特のテーブル等も数多くあるようです。ダブルス本選で使うことになったテーブルに戸惑った結果、足を引っ張り敗退してしまうことになり、とても反省しています。テーブルに足が無く立ち位置が安定しなかったり、下からの照明でカップが見え辛かったりと、ちょっとした環境の変化で自分のフォームが変わってしまうようでは、国際大会では絶対に勝てないですね。  次に、メンタルについて。ビアポンはメンタルゲームと私はよく言っていますが、またそれを実感することになりました。動揺したり焦ったりすると、途端に入らなくなります……。フィリピン勢が強かったとすでに上で書きましたが、どのあたりが強かったかといいますと、このメンタルです。ラスト3での粘りや、ここぞというところで外さない、こういったところがやはり強さにつながると実感しました。普段の練習の1試合1試合を真剣に勝ちにいかないと、なかなか身につかないものですね。  最後に、自分のフォームの安定について。国際大会では、上手いプレイヤーを何人も観察することができますが、やはり皆フォームが安定しています。投げ方こそ千差万別ですが、何度投げてもほとんど軌道が変わりませんし、外れたとしてもしっかりと狙ったカップの淵には当たっていました。私はボールの握りが安定しないことが課題であり、軌道がなかなか安定しないので、ここはしっかりと改善しなければならないと思いました。  ここまで、真面目にプレイヤーとして技術的なことや反省を書いてきましたが、なによりビアポンは楽しいです。特に国際大会に行くと毎度実感します。私は英語が堪能ではないのですが、初対面の方とでもビアポンを通じて何人もの海外の友達が出来ました。「いいゲームだった」「今度は負けないよ!」なんてことを言い合って、仲良くなるのです。インドネシアのサンやフィリピンのフランシス、香港のチェスター、皆いいプレイヤーでライバルでもあると勝手にですが思っています。  海外ではそこそこ有名なパーティゲームであるといえど、日本ではまだまだメジャーなゲームとは言えないビアポンです。本当にやってみると楽しいというのは間違いないです。パーティゲームとして楽しく遊ぶことも、競技として友達と腕を競うことも出来ます。何より、海外の方と言葉こそ通じなくとも、お互いルールさえ知っていれば仲良くなれるきっかけになります。香港ではバーに普通にテーブルがあり、楽しそうに遊んでいる方がたくさんいました。日本代表として、なかなか結果が残せていないことは本当に申し訳なく思っていますが、少しずつ確実に上達していることも実感しています。今度こそ結果を残せるように、日本を代表するプレイヤーとして、そして日本のビアポンプレイヤーを牽引できる存在になれるよう努力していきます。

                                       山中雄大

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